ADHD者の生活は波瀾万丈。なにしろ、うっかりが多くて日常生活がルーティーンとして回っていかないのだ。いろいろなライフラインの料金を払い忘れまくった挙句、代わりばんこに電気ガス水道が止められるという人までいる。この記事ではそんなADHD者にも役立つかもしれないアプリを3つ、厳選して紹介する。
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スケジュールやタスクをオンラインで一本化したら ―gTasks Pro
ADHD者がまずつまずくのは手帳の管理だ。まず、ともかくなくす。忘れる。
ADHD者の場合、「必ず持ち歩いておくもの」が複数あると注意が分散してしまい、こうしたエラーが出やすい。このためADHDを持つ知人の多くは、スケジュールやタスクはすべてオンラインで一本化して管理している。こうしておけば、スマホひとつだけ持って出ることを習慣化すればそれで事足りることになるからだ。
ADHD者に限らず、注意散漫の傾向のある人には手帳のオンライン化を強くおすすめしたい。私はスケジュールもタスクもGoogleカレンダーで管理し、それをPCやiPhoneのさまざまなアプリと同期したり、共有したい相手と共有したりするようにしている。私は手書きで文字を書くのが苦手なのもあって、もう紙の手帳には戻れない。
こうしたGoogleカレンダーユーザーにぴったりなiPhoneアプリがgTasks Pro。こんなことができる。
- タスクリストをGoogleタスクと相互に同期
- サブタスク機能でタスクをグループ化して見やすく管理
- 場所のリマインダ(どこどこを出るときにポップアップ通知を出す、など)が可能
- Googleカレンダーの予定もタスクリストと一緒に確認できる
無料の gTasks もあるが、こちらはサブタスク機能が使えず、使えるのは2つのタスクリストまで、リストごとに7個のタスクまでしか追加できない、というかなり厳しい機能制限があるので、gTaskの意義を堪能するにはProを購入するのをおすすめする。
発達障害者はとりわけワーキングメモリが小さく、頭の中が散らかりやすいので、タスクはパッと見て視認性のよいものにする必要がある。だからADHD者のタスク管理において、サブタスク機能が使えるかどうかというのは非常に重要なところだと個人的には思っている。
たとえば「大掃除」というタスクがあったとしたら、それを親タスクとし、「洗剤を買う」「風呂を磨く」「居間の窓を洗う」など小タスクに分けて管理したほうが断然見やすいし、小さなタスクをつぶしていけばよいからモチベーションも上がる(スモールステップ)。
こちらは私のタスクリストのサンプル。こんなふうにすればサクサクだ。小タスクをつぶしていって、親タスクが消せたときの達成感はひとしお。
やや割高感はあったが、すでに値段分を上回るメリットが回収できたと思っている。
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