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あなたの頭の中の光景はどんな?
ひとつ前の記事で「あなたの脳内はどんなものなのか反応をくれ」と書いた。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について)
https://decinormal.com/2015/09/30/alexandria_library/
そうしたらたくさん反応をいただいたので、今の時点で拾えるものだけ紹介していきたい。
テキストタイプ
私と似たタイプの方のケースだ。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) http://t.co/D6U4KEX3Mm あたしもテキスト派 フォントも決まっててひらめくように現れる ピカッって
— エッグマンCP??? (@mana_ita) October 1, 2015
ここから、「頭の中に浮かぶテキストのフォントは何か」という話になり、いくつかやりとりがあったあとで、「テキストにしろ色や音にしろ、小さい頃によく触れていたものが基準としてインストールされるのではないか」という仮説が立つに至った。
@decinormal1 あっ やはり小さい頃に親しんだ文字がインストールされてるんですね。小さいときからやたら漢字が読めて自分でも不思議だった思い出があります。パッシブワードを溜め込んでたのかもしれませんね。
— エッグマンCP??? (@mana_ita) October 1, 2015
ラジカセの再生ボタンの音がする人
頭の中でカチッと音がする。
僕の頭の中には図書館も投影機もないけど、さあ今から考え事!とか、さあ今から喋る!って思ったら頭の奥でカチッと音がします。
あと怖いもの見た後、それがフラッシュバックする時に目の奥でカチッて鳴る。https://t.co/yLZrk1QxvW— たま@みりえん (@mirisummit) October 1, 2015
前のめりで「カチッの元になってる音はありますか?」と訊くと…
@decinormal1 なるほど、教科書の文字。意識して考えたことないですが馴染みのあるフォントかもしれないですね。
僕の場合は子供の頃から音楽が好きで、カセットテープをよく聞いたのですが、そのカセットの再生ボタンを押した時の古臭いボタンのカチッて音に近いです!— たま@みりえん (@mirisummit) October 1, 2015
ラジカセの再生ボタンを押す音!超面白かった。
メカニカル処理タイプ
とても興味深い。
自分の場合は頭の中にテキストは出てこない。記憶としての画像や映像は出てくるけど、思考については、例えるなら様々な抽象度の概念の関係性で、メカニカルに行われる感じ。可視化した例えはできないけどそう感じる何か。
https://t.co/q3l31poBnv— 森あざらし (@align_centre) October 2, 2015
テキスト+映像タイプ
こういう方は元記事を書く前にもいらして、「頭の中は図書館というよりもツタヤのDVDコーナーみたいな感じ」ということをおっしゃっていた。
これは面白い。長男の思考はこの人に近い気がする…。私はテキスト+映像だなぁ。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) http://t.co/g8VuTTYqWT— yuzuberry (@yuzuberry7) October 2, 2015
私は文字+画像、かな。
音楽は基本的に流れていない。ほぼ無音。
耳は悪くないと思うけれど、耳で聞いただけでは理解が悪い。音楽も、誰のなんという曲かというのを目で見ないと記憶しづらい。「聴いたことがある」ということしか判別できない。 https://t.co/hTiWbVnd2s— nagi-i (@nagi_chan430) October 2, 2015
音声言語タイプ
わがパートナーはバリバリ音声言語タイプだった。
RT)この話面白すぎる。そういえばパートナーの頭の中の光景について聞いたことなかったなと思って聞いてみたら、「音声言語のみで考える、しかも自分の声だけ聞こえる。映像とか考えたこともない」そうな。超面白い。頭の中音声言語タイプだろうなーと想像してたけど想像超えて面白い。
— 宇樹義子(Soraki Yoshiko) (@decinormal1) October 2, 2015
私は
音声会話:
苦手、のろい。頭の中でいったんタイプした文章を音声に変換している。
テキスト出力:
得意、deleteキーはめったに使わない。脳みそとキーボードが直結。頭からこちこちときっちり書いていって、あとからの編集はあまり必要としない。
パートナーは
音声会話:
超得意、速い。脳みそと口が直結。
テキスト出力:
あまり得意でない。いったんバーッと荒削りに書いて(脳みその音声言語のディクテーションなのだろう)それから行きつ戻りつ編集していくタイプ。
ここから、それぞれの脳内タイプによって受ける印象の話に。
ツイートに独特な魅力的な雰囲気があって、読むたびに不思議とほっこりしてしまうような人の頭の中を聞いてみたら、なんといつも音楽が流れてるということで、なんだかすごく納得したのよね。頭の中に音楽流れてるなんて素敵。私の頭の中はテキストと暗闇と永遠の沈黙。面白いねえ。
— 宇樹義子(Soraki Yoshiko) (@decinormal1) October 2, 2015
テキスト+画像+音楽
この方はテキストも音楽も画像もいけるクチ。
面白い。自分はどうなのだろうとつらつら考えてみて気づいたんだが、ワタクシは入力がテキストで出力が音声だ。音楽も流れてることが多い。あと、解像度の低い画像。見たまま精密に捉えて再現するのは苦手だが、大雑把に特徴を捉えて描くのは得意。 https://t.co/BB3ix0KYZM
— 幾狭 匠 (@bymbolirudolf) October 2, 2015
映像タイプ
この方は、映像概念で多言語に対応。なるほど。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) http://t.co/xiqWgSAxjj わたしは音声なしテキストなしの映像概念で、口から出るときに(相手やその場に則した)言語に切り替わる感じだけど、複数言語使う人ってそういうのが多いらしい。
— えぼり (@eboli_ef) October 2, 2015
その他考察など
皆が言葉で考えてるわけじゃないのよね。
少し前に「私達って考える時、頭の中で日本語で考えるでしょ?じゃあ日本語を獲得する前はどういった方法で物事を考えてたんだろうか」って話をしたことがあって、でも前提としていた「頭の中で日本語で考える」 がそもそも絶対じゃないんだなと思った話http://t.co/LfIykawJNw
— おこめ (@hashibirokouta) October 2, 2015
音声言語タイプとテキスト言語・画像タイプとの比較。
私はほぼ音声言語に頼って考えてるので、目の前に画像が浮かんでもの考えられる人が羨ましくて仕方ないのだが(その方が頭の回転が速そうな気がするから)、まぁ多分それぞれにメリットデメリットがあるから闇雲に羨んでも仕方がないのだろう…。 https://t.co/m2TJYO69p8
— さざなみあやめ (@sazanami_79) October 2, 2015
私は頭の中がテキストでできてるのを便利だと思っているが、音声言語タイプの音声言語への適応力の高さ、発想力や瞬発力をうらやましいと思うことがある。それぞれ強味と弱味があるのだろう。
こちらはPDFという喩えが面白いツイート。頭の中のことってコンピュータに喩えるとわかりやすい。上でも、「フォントを頭にインストールする」という喩え話があった。
その本読んでないから分からんけど、なんとなく、文字を文字として(PDFみたいな感じ?)記憶する気がする。しかもざっくりと。よく分からんけど。しょっちゅう「○文字の言葉!」とか言うもん。電話よりメールのが頭入るし。 https://t.co/70k6vvIJqD
— (´`)ふへへ (@sackie_1991) October 2, 2015
常時音楽が流れているタイプ
わたしは完全にこれかな。ただ永久に音楽を止められないから気が散る原因にもなってる。そしてツイートには魅力もないっていう損パターン! https://t.co/awldmIRbiO
— Rerum (@RasRerum) October 2, 2015
ミュートにできないから、鬱陶しいときは強制的に別の曲で上書きするらしい。面白い…
@decinormal1 こちらこそありがとうございます!ミュートにはできないので意図的に上書きするしかないですね。最後に聴いた曲(流通物)全部もしくはリフレインが半分、曲とシーン(記憶)が連結している場合にはそのシーンに遭遇した場合に流れます。
— Rerum (@RasRerum) October 3, 2015
映像+音声タイプ
私にとってちょっと憧れの映像+音声タイプ。
引用されてる本でいうと私はカメラアイタイプ。基本は映像処理、同時進行でずっと声が喋り続ける。実際に喋ったり書く時に備えたシミュレーション。たぶんそれやらないと言語化できない。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) http://t.co/pQBwAyvGOc— Radiigo (@noami3) October 2, 2015
うちのパートナーは人に電話かける前とか、ぶつぶつ声に出して喋る内容をシミュレーションしていることがある。私は何かシミュレーションしたいときはほとんどの場合PCに向かって書く。みな、脳内言語に合ったシミュレーションをしているのかもしれない。
身体感覚タイプ!?
なんと、身体感覚タイプとでも言えそうなタイプの方も。すごく面白い。こういう方が「何か来る…!」とか言い出したら思わず説得力を感じて指示に従ってしまいそうだ。
今まで何度も考えてきてよくわからないままなんだけど、身体感覚が強い気がする。何かがロジカルか考える時、なんか肩が痛いからだめだとか、おなかがもぞもぞするとか。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) http://t.co/bxWpmYbkuj
— hinata (@h_inatama) October 3, 2015
マインドパレスという概念
マインドパレスという聞き慣れない言葉が。
頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) http://t.co/3qTAMvqc7j マグヌッセンか。マインドパレスの記憶術かな。
— 吉野茉莉(あの病気) (@stalemate) October 3, 2015
調べてみたら、マインドパレス(メモリーパレス)はシャーロック・ホームズやハンニバル・レクターが持っていると言われる頭の中の記憶の宮殿らしい。そうそうこれこれ、こういうイメージ!
http://matome.naver.jp/odai/2136618678196660401
しかし、これって意識して作れるものなのだろうか??作るとか作らないとかの話なのかな。
まとめ
だんだん収拾がつかなくなってきたのでこのあたりで一旦締めとしたい。網羅的なまとめはもっとうまい他の方の仕事に期待する。みなさま貴重な情報をありがとうございました。