Vapor(ノンニコチン電子タバコ)とは?使用感レポート&使い方アドバイス

この記事の所要時間: 930

2015年ごろからじわじわと流行り始めている電子タバコ。少し調べないと実際どんなものなのかわかりにくいが、この中でもVapor(Vape, Vaporizer)と呼ばれる、ノンニコチンのリキッドを使うタイプはなかなかに良い。気分転換に嗜好品が欲しいがタバコはニオイが…健康が…という人におすすめだ。初心者向けに特徴や使い方を指南したい。

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Vapor(Vape, Vaporizer)とは

Vaporの定義はちょっとややこしい。まず「電子タバコ」の定義から入りたい。

電子タバコとは

電子タバコとは、乾燥したタバコ葉や、フレーバーのついた液体(リキッド)を電熱器で熱して水蒸気にし、吸引するタイプの嗜好品だ。燃やさないので、普通のタバコにあるタールや一酸化炭素などの有害物質がほぼ発生しない。

乾燥タバコ葉にはもちろんニコチンが含まれているが、リキッドにはニコチンが添加されているものとされていないものがある。

海外ではニコチンの含まれたリキッドが販売されているが、日本国内では薬事法の関連でニコチン添加リキッドの販売が禁止されている。このため、日本では以下のような棲み分けがされるようになった。

  1. 乾燥タバコ葉を熱するタイプの電子タバコ(国内タバコメーカーから購入/ニコチンあり)→iCOS、Ploomなど
  2. ニコチン添加リキッドを熱するタイプの電子タバコ(海外メーカーから個人輸入/ニコチンあり)
  3. ニコチンなしリキッドを熱するタイプの電子タバコ(国内メーカーなどから購入/ニコチンなし)

電子タバコのことを英語でE-cigaretteという。本体をvaporizer(ヴェポライザー)、この略称や、これによる喫煙(正確には喫水蒸気)行為をvape、vaporという。海外では上記の3タイプのものを全てvape、vaporと呼んでいるようだが、日本でvapeやvaporと言った場合、2か3を指すことが比較的多いようだ。1のことを呼ぶ場合にはiQOSなど商品名で呼ばれることが多い様子。

Vaporとは

上にも書いたように、日本でvaporというと、上記の2か3、特に販売事情上、ノンニコチンの3を指すことが多いようだ。つまり、日本でvaporはだいたい「ノンニコチンのリキッドタイプの電子タバコ」を指すと思ってよさそうだ。

※例外はあるので、選ぶさいにはよく注意を

Vapor初体験にEMILIを選んだ

EMILIは、iPhone程度のスタイリッシュなケースに2本の本体が収められた、Vaporの中でもかなり小さなタイプの商品だ。太めのペンのようなごつい外観のものが多い中、本体はほぼリアルタバコサイズで、初めて持つ人、また女性にも抵抗がなさそう。私は以下のスターターキットを購入した。

リキッドは、国産(≒ノンニコチン)であることを確認のうえ、以下のものを購入。ただしこれはあとで知ったのだが、EMILIはアトマイザー(リキッドを入れるタンク)部分がプラスチックでできているため、メンソール系や柑橘系のリキッドとは相性が悪い(ヒビが入ったり破損する恐れがある)とのことだ。リキッドを選ぶさいには気をつけてほしい。

使用感

想像以上の蒸気量と吸い込み感

おそるおそる初めて吸い込んだとき、吸い込み時の感覚が本物のタバコのようであること、想像以上にたっぷりの水蒸気が出ることに驚いた。

水蒸気というので、沸騰しているヤカンの近くに顔を持ってきたときのような湿気や熱を感じるものと思っていたが、蒸気はタバコの煙と見まごうほどに粒子が細かく、湿気も熱も感じない。タバコの煙と違うのは、タバコの煙がどんどん上に昇っていくのに大して、Vaporの水蒸気は一定まで上に行ったらそれ以上上がらず、少し下がっていきながら消えていくことだ。

吸っている姿はなかなかにサイバー

これはどのVaporにも言えることだろうが、本体はプラスチックや金属でできており、吸い込んだ瞬間には先端のライトがピカーッと光るので、蒸気がなければ「ペンライトか何か咥えている感じ」に見える。カッコいいといえばカッコいいが、正直、渋いとか風情がある感じとはいかない。

リアルタバコほどの気分転換にはならないかも

喉と鼻に抜けるリキッドのフレーバーはかなり爽やかで気分転換になるが、やはりニコチンが入っていなくて頭にクラーッときたり全身の血流を左右するような作用がないからか、リアルタバコほどの気分転換にはならないような気がする。ただし、心理的依存で「何か口に咥えて煙を吸う行為」がないとつらくて禁煙できずにいる人にはてきめんの効果を発揮するだろう。

私もはるか昔、少しの量を喫煙していたが、ほとんどが心理的依存で、むしろ自分でタバコのニオイやニコチンの作用に参っていた。一時はニコチンがないと言われるハーブたばこに興味を持った時期もあったが、結局タールその他、ものを燃やすさいに出る有害物質からは逃れられないと知って、口寂しいときも我慢していた。だからこのVaporの存在は本当に助かる。

使い方

初回使用時の準備

初回使用時はどうも充電が必要なようなので、まずは少しでも充電しよう。そして、アトマイザーにリキッドを注入して、コイル(蒸気を作る電熱線)にリキッドが染みこむまで15〜20分ほど待つ。

吸い方

ボタンを2秒以内に3回クリックで電源オン。ライトが3回点滅したら成功。電源オンの上体でボタンを長押しするとジュワワーと音がして蒸気が出てくるので、それをタバコと同じように吸引する。蒸気が出るのは吸口側にのみで、先端からは出ない。ほかには吸引すると自動的に蒸気が出てくる商品もあるが、EMILIはボタンを押して蒸気を出すタイプ。

吸い終わったら、またボタンを2秒以内に3回クリックで電源オフにする。ライトが3回点滅したら成功だ。

コツとしては、吸い口よりも先端をやや下に傾けて吸うことだ。Vaporではアトマイザーの中のリキッドがコイルを浸している必要がある。浸り方が不十分で空焚きとなると焦げ臭いニオイや本当の煙が出てきて味が悪いし、身体にも悪そうだ。リキッドが常にコイルを浸す状態になっているかを確認しながら吸おう。同じ意味で、アトマイザーが空になっているのに追い込んで吸おうとしないこと。

EMILIの良い点・イマイチな点

良い点

・スタイリッシュでコンパクト
→タバコからの移行組にも、身体の小さな人や女性にもとっかかりやすい。ケースもモバイル充電器かなにかのようなので、デスクに置いておいても違和感がない。

・リーズナブルなわりになかなかの蒸気量
→高い機種だと1万を超えるものがある中、EMILIの価格帯はリーズナブルなわりに蒸気の量は十分に感じる。吸い込み感もリアルタバコにひけをとらない。

イマイチな点

・アトマイザーが小さい
→コンパクトなぶん、アトマイザーが小ぶりだ。わりと頻繁に(私の場合は1日に1,2回)のリキッドの補充が必要なのと、真ん中の蒸気穴にリキッドを入れてしまわないように慎重に注入しなければならないのがけっこう面倒くさい。

・リキッドを選ぶ
→上にも書いたが、アトマイザー部分がプラスチック製のため、メンソール系や柑橘系のリキッドは非推奨だ。私はメンソール系がけっこう好きなので、ちょっとしくじったかなと思っている。アップルメンソールのリキッドを入れて吸っていたら数日でアトマイザーに小さなヒビが入ってきている。

・蒸気穴からの液漏れがある
→これはEMILIだからなのか、Vapor全般にありがちなことなのかわからないが、蒸気穴からリキッドが少し漏れてくることがある。蒸気が穴を通ってくる間に結露してそうなっているのか、コイル側から漏れてきているのかは不明。

Vapor習慣で楽しく嗜好品生活

Vaporは基本的に安全

Vaporに使われるリキッドは、基本的に以下の食品添加物グレードの商品で作られている。

  • プロピレングリコール(PG)
  • グリセリン
  • 香料

プロピレングリコールは保湿剤や乳化剤として使われる無味無臭の食品添加物。グリセリンは甘味のあるどろっとした液体で、保湿剤、増粘剤などとして使われる食品添加物。ニコチンありの海外商品ではこれにニコチンが添加されるが、ノンニコチンの国内メーカー販売商品ではニコチンは含まれない。つまり、ほぼ上記の3材料のみで作られている。

食品添加物を恐れる人は避ければいいと思うが、上記の成分名から飛べるWikipediaでもわかるように、これらは原液をごくごく大量に飲むようなことでもなければ身体に害のある成分ではない。

中国製や信頼のおけないメーカーの商品の中には、ノンニコチンと称していながらニコチンが入っていたとかいう話もあるし、どこかの国の若者が極端にVaporを吸い過ぎたことで、蒸気が肺にたまって救急搬送されたとかいう話も見つけた(今ソースをたどれず申し訳ない)。Vaporの危険性をいろいろと言い立てる報道も多い。しかし、業界内の競争で互いにマイナス報道をしあっているという噂もあるので、あまりにセンセーショナルな報道に関しては眉に唾をして挑んだほうがいいだろう。

たとえば同じ嗜好品でガムを噛むのだって、アゴの使いすぎや食品添加物、糖分などのとりすぎのリスクがあるのだから、自己責任である程度調べたら少し楽しむぐらい構わないのではないかと私は思う。少なくともリアルタバコに比べたら健康被害は90%以上カットされているのだし。

「自分へのご褒美」として低リスクで生産性アップ

私は、しばらく仕事に集中したときにVaporを一服、という感じで「自分へのご褒美」を作り、モチベーションを上げている。

何か達成したわけでもないのに吸ったときは、かわりに何かちょっとしたタスクをこなす。一箇所少し掃除するとか、洗い物を済ませてしまうとか、スクワットするとか。

モチベーションのアップにはこういう小さな「ご褒美」が不可欠だが、このたびにリアルタバコを吸ったりおやつを食べたりしていては健康を損ねる。Vaporは嗜好品の中でも(今のところ)かなり健康への害が低そうだ。お酒もタバコもやらないけど何か気分転換のツールが欲しい、という人は、ひとつのご褒美ツールとして習慣に取り入れてみるのもいいかもしれない。

※この記事は2016年9月半ばの情報をもとに書いています。Vaporを使いはじめる際にはご自分でさらに情報を収集し、自己責任での購入・使用をお願いいたします。この記事を参考にVaporを購入・使用したさいの各種損害への賠償はいたしかねます。

 

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2016 Yoshiko Soraki
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